【書籍】握る男
この本は、取引先で一緒にプロジェクトをやらせていただいている方と飲んでいた時に紹介していただいた本でした。
「握る男」
ゲソとよばれる男。
この男が、弟子入りした鮨屋を乗っ取り、チェーン展開し、全国のチェーン店買収し続ける。
そして、
日本の食のキンタマを握る。
この目標を達成するため、あらゆる手段を容赦なく繰り出していく。
そんな強烈な物語でした。
最初、「握る」のは、鮨かと思うのですが、その意味は確かにあるが、薄い。
握るとは、人の「キンタマを握る」という意味で終始使われています。つま「相手の弱みを握り、徹底的に使い倒します。1人のキンタマを握ればそいつを使って10人動かせる。またその下の10人を動かせば、100人を意のままに動かすことができる。
ゲソはあらゆる人の「キンタマ」を握って、全員を手下にし、無限に働かせて、帝国を作りあげました。
私はこの本を読んで、
「握る」
という言葉が持つ意味について、かなりとらえ方が広がりました。
・相手の弱みを握る
・経営権を握る
・心を握る
・段取りを握りにいく
・食を握る
・キンタマを握る
握る力というコンセプトを持って、今後生きていくことになりそうです。
この男が一貫して変わらないのが、
目的のためなら手段なんてなんでもいい
ということ。
ほんと、とんでもない手段を使いまくる。
それがこの本の面白いところ。知恵にあふれているけど、えげつない。
だけど、仕事でも確かにそうだと思います。
ミッションを達成すること。それがすべて。
それは、合法であればどんな手段を使ってもいい。
それには、人を操ること、キンタマを握ることだって必要なのかもしれない。
ぜひ読んでいただきたいです。普通に面白かったです。
書きなぐりました。