ポーカーにガチではまって、アジア大会に出てきた話
こんにちは。
久しぶりの投稿になりました。
何か書きたくなったので、ここ1年ではまった、
ポーカーについて書こうと思います。
ポーカーって何?
「ワンペア」
「ストレート」
「ロイヤルストレートフラッシュ」
とか、役ぐらいはみなさん聞いたことがあると思います。
ここでいうポーカーは5枚引いて、一部引き直して役をきそうドローポーカーではなく、テキサスホールデムというポーカーです。
カードは2枚それぞれ配られます。そして、真ん中にみんなが使える5枚のコミュニティカードがめくられ、7枚中5枚の役で勝負をします。
これ、わかりやすかったので興味ある方は見てみてください!
ポーカーは運と実力のゲームです。
麻雀をやる方は感覚近いと思います。
一回一回は運だけれど、何百回も繰り返すんで実力が現れます。
相手のハンドを読むスキル
ブラフ(弱くても強いふりをして相手を諦めさせて勝つ)をうまく織り交ぜる
自分のメンタルをコントロールする力
いろんなものが必要になってくるとても奥の深いゲームです。
ポーカーとの出会い
ポーカーは、もともと大好きな映画007の「カジノロワイヤル」をみてあこがれがありました。
ダニエルクレイグのボンドがポーカーで悪役から金を奪います。
あの、「オールイン」というセリフがなんともかっこよく、「いつかやってみたい!けど、ポーカーフェイスとかおれできなそうだし」とか思ったことがありました。
その後、メルボルンに旅行する機会がありました。
メルボルンには、南半球最大のクラウンカジノがあるとのこと!
「どうせ行くなら、生まれて初めてのカジノにいってみよう」
「カジノいくなら、ポーカー一択!」
そう思って、空港でポーカーの勉強開始!
「えっと、ハイカード⇒ワンペア⇒ツーペア⇒スリーカードで・・・」
と役を必死にまず覚えたり笑
無料のポーカーアプリで勉強。
youtubeで調べてみると、海外ではとんでもない賞金金額で大会が行われていました。ちょうど日本人が開設してくれている動画があって、見てみると、よくわからないけどなんか面白い!
賞金は億越え。。。
「なんだこれは・・・・」
今思うとこのあたりで僕はポーカーに魅せらせていたのでしょう笑
そして、カジノへ行きました。
カジノ自体初めてなので、めちゃくちゃ緊張。そもそもポーカーのルールすら怪しいし、テーブルでのマナーとかわからん笑
一番掛け金の少ないテーブルで1万円くらいの掛け金もって参戦!
何もできず死亡、、、、、
ま、そうですよね笑
そんな感じでメルボルン旅行は終了
日本で修業
日本に帰って、あのぼろ負けしたポーカーをもっと勉強したい、という気持ちがどんどん強くなっていきました。
調べてみると、「アミューズメントカジノ」なるものがあるとのこと。
お金はかけれないけれど、カジノのゲームを遊べる場所がありました!
アミューズメントカジノにいってみると、ポーカーができました。
ルールは全く一緒。
「ポーカーできるやん!」
「よし、修業したる!」
こうして、日本でポーカーが趣味な生活が始まりました!
ポーカーの大会に参加するように!
アミューズメントカジノに何度か行って、日本にもポーカートーナメントがいろいろな場所で開催されていることを知りました。
トーナメントとは、全員決まった点数でスタートして、最後の一人にすべてのチップが集まるまで勝負を続けていくゲームです。
例えば、スタート3万点で100人参加のトーナメントは、総合計300万点すべてがひとりに集まるまで戦います。
最低掛け金がどんどんあがっていくので、どこかで勝負しないと自然死してしまう過酷なゲームです。勝負どころの見極めが大切になってきます。
このトーナメントが、いたるところで毎日開催されていました。。
「めっちゃポーカーあるやん!」
と驚きがありました。
ちなみに、世界で一番有名かつ名誉のある大会が、WSOP(world series of poker)のメインイベントで、参加費100万円の大会に7000人~8000人エントリーし、優勝賞金が10億になります。この大会に出て優勝することは全ポーカープレイヤーの夢です!
日本でポーカートーナメントに出るようになってから、本を読んだり、周りの人に教えてもらいながら大会に定期的に出ていました。
そして半年くらいたつとだんだんと勝てるようになりました。
いくつかの大きめの大会で入賞したり、優勝25万円相当のポイントがかかった大会で優勝することができました。
大会に勝つと、現金はもらえませんが、海外のトーナメントに参加する費用を負担してもらえます。
ポーカーアジア大会に参戦
その特典を使って、アジア大会に参戦してきました!
「とうとう海外のトーナメントまで参加するようになってしまったか笑」
という思いがありましたが、
「やってやるぞ!」
という久々の燃えるような感覚が湧き出てきました笑
僕が参加したのは、参加費約13万円。1100人参加したメインイベントでした。
賞金総額は1億以上、優勝賞金は約2000万くらいでした。
夢がありますよね!!
こういった大会は、掛け金がゆっくりゆっくり上がっていき、3日間かけて1100人から1人になるまで戦います。一日約10時間くらいポーカーやります笑
はい。超過酷なのです。
その間、集中力がなくなり雑なプレーをしてしまうとすぐにサヨナラになってしまいます。
僕の目標はとりあえず入賞。
入賞は1100人中、135人まで残ればOK。
上位13%くらい。。普通に考えて7~8回に1回くらいしか元が取れない感じです。
入賞した時点で、賞金は参加費の2倍ちょっともらえます。
そこからちょっとずつ賞金が上がっていき、最後の10人で100万円くらい、優勝で2000万円となります。
そう。とても過酷なのです。
スタートは3万点。
「この3万点は、13万円で買ってるのか、、、」
とか考えてはだめです笑
いつもと同じように、自分の戦略に従ってプレーするのみ。
その時々で一番期待値が高くなるような選択を積み重ねていきます。
1日目が終了。3万点⇒6千点⇒13万点までふえました!笑(何度か死にかけています)
10時間戦い抜き生き残ったのは約320人。
「まだまだやん!」
この時点で入賞までさらに1/3に残らないといけないのです。
とてつもなく過酷な戦いですが、2日目がスタート。
なかなか流れが悪く、全くチップが増えないまま、最低掛け金がどんどん上がっていきます。最低掛け金が上がると、当然一回一回の勝負が大きくなるので、自分の持ってるチップの変動が大きくなります。
とにかく生き残ることが大事なので、こういった場合なるべく勝負を避けるようにして、入賞に滑り込むことを目指します。
そして350人⇒250人⇒200人とどんどん減っていきます。
そして、最後の数人となります。
これを「バブル」といいます。
0円で買えるか、26万円をてにいれられるか。
この瞬間がある意味とても大事になります。
とにかく、チップ一枚でももっていればOK。
勝負はなるべくせず、誰かが脱落することを天に祈りながら、手札を捨て続けます笑。
(AJという手はかなり強いのですが、0.1秒で捨てたりしてました笑)
そして、最後の不運な方が飛びました!
「入賞や!!!!!!!!!!!!!!」
ここまで、約15時間。
とても過酷でしたが、このサバイバル感がポーカーのいいところ。
張り詰める緊張感のなか、テーブルに座って戦い続ける。
とても楽しい奥の深いゲームなのです!
結局120位くらいで終了。
結果については大満足。だって上位10%くらいまでアジア大会で残ったのだから!!
30万円くらいになって、渡航費他すべて回収できました。
日本に帰ったその後
そんなこんなで日本に帰って、その後は時間の使い方について見直しました。
最初は稼げればいいな~と思ってましたが、
ポーカーで儲けることの難しさを痛感しました。
ポーカーはあくまで趣味なので、続けますがかける時間については大幅に削減することにしました。(それまでは、平日1,2回+週末のトーナメントに出るなどして、月に5~10回くらいやる+オンラインポーカーもやっていたので、、)
今は、ポーカーをやるのは月に1~3回にしています。
ポーカーはやっぱりギャンブルで、中毒性があります。ポーカーとの付き合い方は今後も大事になってくると思うので、うまく自分をコントロールして楽しんでいきたいと思います。
最後に
ポーカーはあらためて楽しいゲームです。
特に紹介したトーナメントは、スリルがあってとてもエキサイティングなゲームです。
一回一回は運ですが、長期的にみたら配られるハンドは平等。
強いときに勝つのは当たり前。弱いときに負けるのは当たり前。
間のハンドでどれだけ稼げるか。これで実力がでます。
いろんなことが起きます。
自分が2番目に強い手(KK)をもっていても、相手が一番の手(AA)をもってたら勝率は20%しかありません。
一番強い手(AA)も一番弱い手(27)に10%くらいの確率で負けます。
自分がかなり強くても、相手が自分より強いと思ったら諦めないといけません。(株の損切と一緒です。)
感情なんて石ころだと思って、正しい判断ができることが求められます。
また、忍耐力が必要です。
強いハンド、いいシチュエーションなんてめったに来ません。中途半端な手で勝負を繰り返していると、どんどん持ち点が減ります。「勝ちやすきに勝つ」が必要で勝負所までこらえることも時には必要になります。
などなど、いろいろな要素があって楽しいのです!
楽しいということを伝えたかったのです!
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
ぜひ、一度やってみてください!