ぴーなっつの投資日記

27歳男性会社員の日々の学びを発信するためのブログ

【書籍】バビロンの大富豪

バビロンの大富豪を読みました。

バビロンとは不思議な地域で、3000年ほど前に非常に栄えていましたが、2000年前ごろには跡形も無くなっていたようです。

そんなバビロンで、栄えた際の黄金律があったそうです。本の中では、古代バビロンの様々な人物の話が出てきて非常に面白かったです。

古代バビロンの大富豪、アルカドが王に召され、人々にお金持ちになる方法を教えたのでした。


黄金の粘土板がこちら。


①将来の資産と家族の財産を築くため、最低でも収入の10分の1を貯めるならば、黄金は自ら進んで、しかもだんだんとその量を増やしながらやってくるだろう
②たまった黄金がさらなる利益を生むような働き口を見つけてやり、家畜の群れのごとく増やせる賢明な主人となるならば、黄金は勤勉に働いてくれるだろう
③黄金の扱いにたけた人々の忠告のもとに大事するような慎重な主人であれば、黄金はその保護の下から逃げようとはしないだろう
④自分のよく知らない商売や目的、あるいは黄金を守ることにたけた人々が認めないような商売や目的に使われる黄金は、その人間から逃げてゆくだろう。
⑤ありえないような膨大な利益をませようとしたり、詐欺師の魅惑的な誘いに従ったり、あるいは自らの未熟で非現実的な欲望に頼ったりするような人間ならば、黄金は逃げていくだろう

まずは、収入の一部を自分のために残しておき、そのお金を投資する。
賢明な指示を仰ぎ、割りのいい話に騙されたり、リスクの高すぎることをしてはいけない。

ということを言っているかと思います。
いってみれば、「あたりまえ」ですが、実践するのはひじょうに難しいですね!

知っているのとできるのは違う

それを再認識させられた思いです。

この本を読んで、さらに資産形成へのモチベーションが上がり、より一層励んで行こうという思いになりました。


この話には、奴隷がたくさん出てきます。古代バビロンには、多くの奴隷がいたそうです。

勤め人はある意味で、奴隷かなと思います。自分の労働力を売るしかないし、それをやめたら生きていけないから働くという選択肢はマストとなる。
労働力を売っているわけだから、基本言われたことはなんでもやらなくてはいけないし、できなかったら評価されず、給料はあがらない。
会社が想定する成長をしなくてはいけない。

今している仕事が楽しくないわけではありませんが(むしろ楽しい)、大学生から勤め人となり、周りを観察していると、「あーはなりたくないな」という風に見える人がほとんど。

より一層、お金持ちになりたいという思いを強くしているこの頃です。今の会社で働いているのは、基本自分修行のため。徹底的に鍛え上げ、会社に依存しなくても生きていく力を身に付けていきたい。

この本はそのモチベーションをより強くしてくれたものでした。



ただ、最後の章に
幸福-それは「労働の喜び」を知ること

というものがあり、ここには働くことの素晴らしさが書かれていました。奴隷となってしまった身から、頑張って働き自由を得る物語がありました。

労働は自由を得る道であり、労働は人格の鍛錬のためでもある。

そんなことも思わせてくれる1冊でした。





バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか