モデル思考
今回はモデル思考について考えてみる。
モデル思考とはなんであろうか?
それを考えていくために、まず、「モデル化」について考えてみる。
モデル化とは、すなわち抽象化である。
この世界に存在する法則を見つけることとも言えるだろう。
例えば物理学を挙げてみようと思う。運動方程式は物体の動きを「モデル化」している。それぞれの物体は色々な動きをしているように見えるが、実は物理学の法則に則って動いている。こんなこと、今では当たり前だが、この法則が発見される前には、当たり前じゃなかった。また、この法則を通じて物の動きを見ると、よりよく、正確に物体の動きを理解することができる。これは、個別の具体的な動きを、より一般性のある法則に抽象化しているとも言える。
この、現実の個別事象から法則を見つけ出し、体系的にまとめることを「モデル化」と呼ぼう。
そして、このモデルを使いこなす思考が「モデル思考」なのだ。
この世界には、今まで多くの人たちの研究により、明らかにされてきた多くのモデルがある。それは、物理学、数学などの理系の世界や、経済学、金融工学などの経済の世界、心理学、恋愛工学など、それぞれで開発されてきたモデルなどだ。
投資の面で役立つモデルも様々あるだろう。それを学んでいきたいとうのが僕の考えだ。(逆に言えば全然学べていない)
数学や物理学でいうとわかりやすいが、モデルには、モデルに入力する入力データとモデルから出力される、出力データがある。
これが、大事なのだ。
凡人は、「何か考えろ」と言われても何も考えることができない。僕もそうで、どうやって考えたらいいかわからない時が多い。そんな時に、モデルをしっていると、考えたい対象の情報をモデルに通せば、出力としての結果が得られる。
さらにいうと、複数のモデルをしっていれば、様々な出力結果が得られ、より深く正しく理解できるのではないかと思う。
まさに凡人にはこれだ。
偉大な先人たちが残したモデルー考え方のプロセス、道筋、枠組みーを頭の中にインストールし使いこなせるようになれば、僕たちでも圧倒的な思考力を手に入れられるであろう。そして、複数のモデルを身につけていく。
そんな、複数のモデルを倒して現実世界を見ることを「複眼モデル思考」と呼ぶ。
ウォーレン・バフェットの相方、チャーリー・マンガーが大切だと唱えていることだ。彼は、投資を行うためには70-80のモデルをマスターすることが必要だと言っている。
僕もそれを目指したい。
なので、このブログで都度、投資、ビジネスに役立つモデルをまとめていこうと思う。
続