本田清六の人生
こんにちは。
みなさんは、本田清六(ほんだせいろく)という人物をご存知でしょうか?
大学教授でありながら、給与の4分の1を貯金し、それを元手として投資を行い、40代で現代の100億円相当の資産を作り上げた方です。
投資家の端くれとして、伝説ともなっている彼の人生について、より詳しくなろうと彼の本を読んでみました。
「私の財産の告白」という本です。
今回は、彼の人生をかけて示してくれた、「作った財産の処分について」書きます。
まず、簡単に本田清六の人生について書いておきます。
25歳で大学教授となり、働いていました。そこそこの給料を得ていたのですが、養う家族が多く、なかなかお金はたまらなかったそうです。
かなり貧乏で、ギリギリの暮らしをしていたのですが、ある時
「このままじゃ一生貧乏なままだ」
と思い立ち、収入の4分の一を貯金し、投資に回すことにしたのです。もちろん、最初は困窮したいたのにその4分の3の金額で生活しなければならず、大変苦しかったそうです。しかし、徐々に投資に回した先からの配当金が支払われたり、投資から利益が出たりで、生活は良くなっていきました。
投資は成功し、資産はみるみる増え、40代になる頃には、億万長者級になっていたのです。現在の価値だと100億円程だったそうです。言い方は良くないかもしれませんが、ただの大学教授が給料を元手とした投資だけで、この額まで資産を増やしたのです!
ですが、60歳になった頃、ほぼ全てを寄付してしまいました。
その後は妻と2人で僅かな資産だけで、質素に暮らしたそうです。
大金持ちになると、その処分の仕方について思い悩むようです。本田清六は、「60歳で全て寄付」という決断をしたようです。
信じられません。私は今お金持ちになることを夢見て、投資しています。しかし、本田清六はそれを全て寄付してしまっています。
まだ、死ぬ瞬間ならわかりますが、まだまだ人生長い60代で手放し、元の貧乏生活に戻る決断をしたのはすごいです。
まだ、ひよっこ投資家の私には、見えない世界があるのでしょう。ぜひ、その次元まで行って見たいと思う次第です。
今は、資産を作ることしか考えていませんでしたが、できた資産をどう用いるのかも同時に考え続けなくてはいけないテーマなのでしょう。
自分がどういう世界にしたいのか?
それをもっと自分に問いかけ続けていこうと思います。
今回は以上です。
もう少し、本田清六については書こうと思います。