昨日と違う自分になる
「仕事は楽しいかね?」
という本を読みました。なんとなく、題名に惹かれたわけであります。
この本からの、一番のメッセージとしては、
昨日と違う自分になる
ことを日々意識し、日々自己変革を目指すべきだということ。
普通、目標を立て計画を練り、実行し改善を重ねると思います。大事だと思います。でも、それだけじゃだめ。計画に縛られては、人生に柔軟性がなくなってしまうと思ってます。
昨日と違う自分を目指す。昨日とちょっと違ったやり方、仕事の仕方、思考回路、知識、人脈、度胸、経験。
あらゆることをまずやってみる。最終的に行きたくところなんて全くわからないけど、日々「進化」を目指す。
こんなことが大切かと思います。人生はなかなか直線的に進んでいくわけではないのです。だったら、大いに曲がりくねって、様々なことにチャレンジして、試して、その中から上手くいく兆しを見つけていけばいい。その兆しを大きくしていけばいい。
成功者は果たして運が良かったのでしょうか。確かに運は良かったのかもしれませんが、試す回数、失敗は多かったはずです。
・コカコーラ
ペンパートンという薬屋がたまたま作った頭痛薬を、従業員が2人水で割って飲んでいた。それを見たペンパートンは、ソーダで割ったらうまいんじゃないかと考えた。偶然の発見。
また、コカコーラのあの流れるような字体ロゴですが、あれはペンパートンの仕事上のパートナーがノートにつけていたもの。
たまたまできた「不良品」の接着剤が、このポストイットの原料となり、莫大な富を生み出した。
・マジックテープ
ある人が、ジーンズにきのみがひっついているのに気がついた。ふとなんでくっついてるのか気になり、顕微鏡で調べたところ、先端が曲がっていて引っかかるような形状になっていた。そこからかなりの時間をかけたが、人工的にその構造を再現することができた。
これらの事例は、計画的になされたのではありません。目の前に「偶然」現れたチャンスを掴んだのです。我々は、運が上がるように日々行動しなくてはならないと思います。はたからみたら、運が良かったと思われるようなチャンスを掴むためにも、日々あらゆるものにチャレンジする、いつもと違ったやり方を試してみるなどしていくことが必要かとおも思います。
投資に関しても、常に自己革新していくこと、あらゆるチャンスにふれるための行動をすることが大切かと思います。
ポートフォリオも絶えず見直し、必要とあれば惜しみなく革新していく。今まで慣れ親しんだやり方以外も少し試してみる。上手く行ったら要因を分析しちょっとずつ大きくしていく。
日々新たな知識、経験、思考回路、分析方法、情報収集をする。
既存のやり方を全部書き出して、全て別の方法がないかと考えてみることが必要なんじゃないのでしょうか。
最後に著者の言葉
遊び感覚で色々やって、成り行きを見守る
以上。